太陽光発電所の見積依頼について
通常工事の見積を依頼するには、設計の仕様と見積もり条件が必要なわけですが、太陽光発電所の見積もりを依頼する場合も、発電所の仕様条件を示さなくては公平な見積書が揃いません。
太陽光の業者のみなさんは、緩い条件で見積を作ってくれます。そう、細かい仕様を固めなくとも見積書を提出してくれますが、発注後のトラブルなどを考えると細かく仕様を定めることが必要です。
実際見積書が届いた
前回の見積業者リストのうち、A社より電話で再度見積書を提出したいとの事なのでお願いしてみた。
見積書には架台の図面はなし
遠隔監視もなし
細かい仕様が書かれていない見積書でした。
A社:口頭で1400万円まったくやる気なし
B社:メガソーラーを複数所有している安定感のある業者
C社:関東の法人だが東北でも施工するという事らしいが実績と工事内容があやしい雰囲気
D社:最近当地区の周辺で野建て太陽光を積極的に展開している
A社は別案件の受注もあるのでコンテナをまとめて運賃を節約できるので、一緒に如何でしょうかとの事のようだ。
見積もり内容は税込み1350万円 うーん悪くはない 業者の信頼度とこれまでの施工実績をみてみたい。
そこで見積もりを依頼するにあたって
見積もりに必要な条件
パワコンのメーカーと型番、台数
(この太陽光業界は取引のあるなしで勝手に仕様を変えてくる業者があるので注意が必要です。)
パネルの型番と枚数
架台の素材と基礎の仕様
この辺は土木建築に詳しくないと仕様を定めることは困難と思いますが、安易に考えいると発注者側で想定していない仕様で提出する業者がいます。
構造上安定する地耐力があればスクリュー杭が無難で地耐力が得られる長さだけを指定するのもありと思います。
細かいことを言えば杭の種類も多種多様なわけですが、一般的な中華の杭として長さだけで検討するのもありかも知れません。
架台の角度
これは施主の趣味とパネルの枚数及び日照量と土地の値段によって考え方が色々あるので、一概に言えませんが施主の希望で安易条件を決めることが出来ます。
遠隔監視システム
CTセンサーで監視するかパワコンからのデータを使用するのかと値段でしょうか?
あとは信頼性とメーカーの保証、サポート体制でしょうか?
電波条件、回線の有無によりますが殆どがドコモ、AUの電波の受信で出来る範囲内で設置すると思いますので電波状況を確認して検討しましょう。
見積もり依頼業者が最近施工した発電所を見学
もし、見積書の価格を比較してそれほど変わらない場合は、最近施工した発電所を見学しましょう。
出来れば、その発電所のオーナーと話が出来れば最高です。トラブルの有無や条件などを事前に察知する事が出来ます。
以上のようなことを考えながら見積もりを依頼しています。
色々と忙しいので、C、D社には見積もり依頼できていませんので、これからが楽しみです。
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