ニラ、水仙、アサツキの誤食を防ぐ
毎年4月頃になると水仙をニラと間違えて食べ食中毒でニュースになります。今回はアサツキも追加しニラ、水仙の違いを見た目でわかるか見比べて見ました。
2023年3月21日のニュースでは水仙を玉ねぎと間違えて食べてしまったと・・・。
それでは、畑で育っている状態を見てみましょう。
ニラ(韮)
水仙(ニラと間違えるのはこちらのような細長い水仙?)
アサツキ(浅葱/あさつき)
育っている状態でわかるのはアサツキぐらいでしょうか?ニラと水仙(細いタイプ)は全く見分けが付きません。
ニラ、水仙、アサツキの根の形で見比べると
水仙は球根があるので引き抜くとで分かります。ニラとアサツキは球根はなく根がパラパラとみられる感じです。
根を含む写真でそれぞれニラ、水仙、アサツキを左から順に並べてみました。
ニラの根(韮)
水仙の根
水仙はニンニクのような球根がありそこから根が出ている。曲がっているのは偶々。
アサツキの根
アサツキはほぼネギですが根本がすこしだけ膨らんで球根ぽい形をしています。
ニラ、水仙、アサツキの断面を比較
ニラ、水仙、アサツキの断面から違いがわかるか見比べてみました。
ニラの断面
ニラは平らで断面が湾曲していない。
水仙の断面
水仙の断面は三日月形状
アサツキの断面
アサツキは小さなネギの形で管状になっているので最も簡単に見分けられます。
ニラは匂いで判別する
実際に掘って根で確認するには、その深さや切れやすさから、スコップやシャベルなどを持参しなければ上手掘れません。現実的に確認する一番良い方法は断面と匂いですね。
野生のニラらしいものを見つけたらカットし断面を確認。
そして指ですりつぶして匂いを確認しましょう。
水仙の葉をすりつぶしても無臭なのでその違いを確認しましょう。
水仙の花茎は細長く特徴的ですので、花茎があるときはそちらも確認しましょう。
ニラの花芽写真はそのうち追加します。
ニラ、水仙、アサツキとは
ニラ、水仙、アサツキを簡単に紹介。
ニラ(韮)とは
ニラは古くから日本で栽培されておりネギ科の多年草で、野生でも多くみられる野菜です。栽培すると春先に葉だけを切り取り食し、夏場は収穫しなければ何年もの間、食べることが出来る。
水仙とは
水仙も多年草で春には白や黄色の花を咲かせる。有毒植物で毎年ニラと間違え食中毒を起こすことが多い。球根が特徴的で細い水仙は見た目ではニラと間違えやすい。
アサツキとは
アサツキは葱に対して色が薄い(浅い)ことから「浅葱」といいます。元々は山菜でしたが全国で一般的に食べられるようになりました。エゾネギの変種。見た目から「万能ネギ」や「わけぎ」と間違えられるが別であり春の貴重な野菜で、酢の物で食べると美味しいですね。
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