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法人を設立するメリットとは

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法人を設立するメリット

前回のつづき

法人を設立するために必要な事
法人名の決め方 前回の記事 法人名ですが、結構悩みました。1週間ぐらいネットで検索したり、単語を合わせたりしてみましたが、いいものを作れませんでしたので、こちらで検索しながら考えました。 ランサーズのネーミングサイトで実際の募集が見れるので...

給与58,000円に設定したわけですが、社会保険料を支払うためには最低限支払わなければいけない額がこの58,000円というのと、合同会社の設立の目的が国民年金と健康保険料を節約したいためなので、最低額の給与で社会保険料を低く抑えたいのです。

では、実際に法人の維持にどれぐらい必要で、法人を設立した場合どれぐらい節約できるか試算してみました。

※セコイ法人話ですいません。<(_ _)>

法人を維持するために必要なお金や給与

法人
法人で支払う社会保険料 22,851×12=274,212円(本人負担分を含む)
法人税       0円(年商が300万円ぐらいまでは赤字の予定)
法人住民税   50,000円(均等割りのみ(赤字のため))
法人事業税   20,000円(均等割りのみ(赤字のため))

税理士に支払う報酬 0円
経理ソフト等 23,760円(クラウド会計ソフトfreee)
法人申告書作成ソフト 全力法人税 16,999円(次年度から10,800円)
(当法人は手書きで法人申告書を記入しので、法人税申告支援ソフトは購入しませんでした。)

合計384,971円

法人住民税等の均等割り等額は資本金、従業員数により違いますのでこれから法人の設立を検討の方は関係各所へお問い合わせください。

給与部分
私の場合は、自営業者のため給与というものが無いので、給与所得者の基礎控除部分である65万円までは、すべて課税されない金額となる(65万円を超えると自営業部分の収入と合算される。)ので58,000円×12=696,000円-社会保険約13万円=566,000円

そして、配偶者を私の社会保険の扶養にいれて第3号被保険者として国民年金に加入しますが保険料の実質的支払いは発生しないので大変お得な制度です。いわゆる130万円の壁といわれて問題となっていますが、平成30年1月より130万の壁が150万円の壁となるようです。

自営業者の場合は国民年金と国民健康保険

国民年金 年額197,880円(俺)
国民年金 年額197,880円(嫁)

国民健康保険 約400,000円(地域により差がある)

法人化した分のうち個人であれば課税されたであろう所得税分
800,000×0.05= 40,000円(最低の税率として計算した場合)
(売上げ100万円のうち20万円分を経費として概算で計算した場合)

法人化した分のうち個人であれば課税されたであろう住民税分
800,000×0.10=80,000円

合計 915,760円

やはり、いくら貰えるか判らない国民年金が結構な負担となっています。
そして国民健康保険も高齢者の多い地方は高くなりがちですし、個人事業者として上限に達すれば約90万円で上限となり高額所得の自営業者は世帯人員が何人でも同額となりものすごくお徳になるのですが、それぐらいの収入と家族構成になったら検討してみたいです。

小規模法人はどれぐらいお徳なのか

 

金銭的
915,760-384,971=530,789円お徳になります。

儲かった場合には車や携帯電話を法人に支払わせたり、法人から個人へ家賃を支払うことも可能になるので、頑張りたいと思います。

社会的
保険証が社会保険のカードとなり法人名が記載されるのでサラリーマンである事が判るので多少の安心感がある。

各種書類の職業欄に会社役員と書くことが出来る

 

低収入な個人事業主でも法人の方が有利かも

一般的に個人事業者だと年収700~1000万円ぐらいを超えると、法人を設立して税金対策をしたほうがいいのではと言われますが、私の零細合同会社のように年商100万円でも法人を設立して節税が出来ます。手間や条件が色々とありますが、自営業者は自営業の一部を法人にしてみては如何でしょうか?

 

次回につづく

法人の赤字決算
法人の決算と消費税申告 次回からのつづき 売上げ7月から2月まで 約33万 役員報酬 32万 法定福利 8.3万 その他の経費 4.3万 販売管理費計 44.6万円 約11.6万円の赤字決算 翌年度に繰越 未払費用 4.19万円(税金分) ...

コメント

  1. モデモデ より:

    初めまして
    是非是非聞かせてください。

    • HP管理人 より:

      セコイですが公表したいと思います。
      その次に消費税還付かな。
      新規法人ですが、課税事業者を選択しています。

  2. あおそら より:

    ありがとうございます。
    なるほど、法人化でメリットでてますね。
    社会保険と給与所得をうまく使ってるところがポイントですね。
    参考になります!
    「次回につづく」をぜひお願いします。

    • HP管理人 より:

      年間をとおして、色々な書類を提出するのがチョット面倒ですけど、その分の給与分ぐらいを節約で賄えていると思えばお得なやり方と思っています。
      なにか、面白いねたがありましたら教えてください。

  3. りんご親父 より:

    岩手の県北にお住まいなのですね。
    自分は岩手の県南で専業農業で何とか生活をして来ました。経営はとても厳しいです。今年の年明けの新聞広告を見てにわかに太陽光発電への興味を持ちました。24年度申請の締め切りでした。現時点で作業場屋根12kwは工事待ち。低圧は興味があるなら取りあえず申請しとけ。という業者の話で休耕田2つ、杉を伐採したばかりの山林1つの申請だけ出してあります。父親名義です。こちらはまだそれだけです。金融機関はJA.信金.金融公庫と簡単な話はしました。初心者以前の状態です。北国の太陽光発電ブロガーは少ないと感じます。色々お勉強させて下さい。宜しくお願いします。

    • HP管理人 より:

      こちらこそよろしくお願いいたします。県南でしたら、色々と出来ると思ってしまう県北人です。(雪もすくないし)

      • りんご親父 より:

        ご返事ありがとうございます。
        私は果樹農家(りんご)なので一般の農家の方より雑草の管理に関しては多少経験があるのかなと思いますが、皆様もとても勉強されている事に驚いております。
        一つだけ質問なのですが低圧の申請をした土地が父親名義のままで融資は認められるのでしょうか?

        • HP管理人 より:

          父から借りるか、地上権を設定するか、でしょうか?銀行次第ですが、私なら登記を自分の名前にします。相続問題も生じるかもしれませんし、あとくされが無いように贈与なり、売買で土地を取得したほうがいいと思います。

          • りんご親父 より:

            やはり生前贈与という形を考えてみたいと思います。このような事業がなければ知らない事、でありますが経験してみたいと思います。ありがとうございます。

          • HP管理人 より:

            贈与も意外と簡単に出来ますよ。評価額が低ければ登録免許税と諸費用のみで登記できます。頑張ってください。

            ちなみ
            昨日は高接ぎを行いました。

          • りんご親父 より:

            農地、山林、住宅位なので評価額は大した事がないと思います。農家の場合は生前一括贈与という制度を使う場合が多い。と何となく聞いた事があります。調べてみたいと思います。 高接ぎはしばらくやった事がありません。矮台になってからは。上手くいかない事が多くなり、りんごの栽培に少し疲れました。。

          • HP管理人 より:

            生前一括贈与は止めた方がいいですね。評価額110万以下のものを不定期に贈与したほうがいいです。
            誰も欲しがらない農地だけ残してそれらは相続すればいいと私は思っています。

          • りんご親父 より:

            何にも調べずに生前一括贈与と書きましたが確かに大きなメリットは?と感じました。ありがとうございます。名義は変えずに融資を受けた方もおられるようで必須ではないようですね。取りあえず低圧の申請を出した土地について農業委員会に聞いてみようかと思います。父親は86歳で昨秋特養に入所しました。。

          • HP管理人 より:

            生前一括贈与を行った土地には抵当権(国税庁?)が設定されるので、贈与者が亡くなるまで猶予した贈与税(利子も付く)を支払わないと土地を動かせなくなり、価値が半減します。その辺も農業委員会から確認してみてください。
            太陽光の土地だけ贈与すればよいと私は思うのですが、出来ない理由などもあるかも知れませんね。

  4. りんご親父 より:

    昨日は時間が無く、今朝一で農業委員会に聞いて見ました。登記の書類を自分で書くのが経験ありませんが、出来るという話でした。時間が取りにくくなって来ましたがやってみたいと思います。ありがとうございます。

  5. りんご親父 より:

    昨日は時間が無く、今朝一で農業委員会に聞いて見ました。登記の書類を自分で書くのが経験ありませんが、出来るという話でした。時間が取りにくくなって来ましたがやってみたいと思います。ありがとうございます。

  6. pocin より:

    この方法は優れていますが、
    給与が月6万ぐらいだと生活ができるかどうかです。
    もし死んだ時には退職金が支払われますが、
    給与額が基準になるので高額な退職金の支払いができなくなります。
    ということで、色々と課題とするべきことがあると感じています。
    ちなみに、私も給与は6万にしています。給与以外の事業所得があるのでなんとかやっています。

  7. HP管理人 より:

    給与以外の事業の方が大きく、法人は売上げ100万円程度の事業です。あわせて個人で申告すると国保と年金額が多くなるのでこの方法を行っています。